真剣勝負
【道をひらく】 松下幸之助
真剣勝負
剣道で、面に小手、胴を着けて竹刀で試合をしている間はいくら真剣にやっているようでも、まだまだ心に隙がある。
打たれても死なないし、血も出ないからである。
しかしこれが木刀で試合となればいささか緊張せざるを得ない。
打たれれば気絶もするし、怪我もする。
死ぬこともある。
まして真剣勝負ともなれば、一閃が直ちに生命にかかわる。
勝つこともあればまた負けることもあるなどと、呑気なことをいっていられない。
勝つか負けるかのどちらか一つ。
負ければ生命がとぶ。
真剣になるとはこんな姿をいうのである。
人生は真剣勝負である。
だからどんな小さな事にでも生命をかけて真剣にやらねばならない。
もちろん窮屈になる必要は少しもない。
しかし、長い人生ときには失敗することもあるなどと呑気にかまえていられない。
これは失敗したときの慰めのことばではじめからこんな気持ちでいいわけがない。
真剣になるかならないかその度合いによってその人の人生は決まる。
大切な一生である。
尊い人生である。
今からでも決して遅くはない。
お互いに心を新たにして、真剣勝負のつもりで日々のぞみたいものである。
こんばんは!!
突然ですが松下幸之助さんの著書「道をひらく」から個人的に最も響いた文章をご紹介させて頂きました。
「真剣勝負」
久しぶりに読んで、また目が覚めました。
めちゃくちゃカッコいい!!
そんな人生を歩みたいと思い、私の持ち物には真剣勝負と書いてあるものが複数あるのですが、気がつけばいつの間にか
持っている剣が竹刀どころか、紙の剣になってます、、、(笑)
常に真剣勝負という覚悟をもって毎日を歩めれば、とんでもないところまでいけそうですが
本当に難しい、、、
しかし、また気合いが入る良いきっかけになりました!
己と真剣勝負!!
やったります!!!
道をひらく 松下幸之助
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