開業・起業する方へ
「おばんざい処 楽笑家」
鈴木健太さん
東武東上線
川越市駅から徒歩2分
京都のおばんざいをメインに温かい料理がカウンターに並ぶお店。
店主の鈴木さんも暖かい人柄でカウンターはいつも笑いが絶えません。
Q:開業・起業のきっかけは
18歳の頃飲食店でバイトを始めて、
就職活動をする中で
飲食店で働くのが楽しかったのと、
自分のある能力が飲食だった。
Q:違う業種に務めたことはありますか?
リフォーム会社の営業をやりました。
自分の作ったものを提供するのと、
作られたものを売り込むのだと全然違う。
だとしたら自身で作ったものを
提供する方が自分に合っている。
Q:きっかけは?
京都の先輩が飲食店を開業して魅力的だったので、
自分もやろうと若い頃から思っていた。
Q:独立をしようと決めた時期から準備期間は?
25歳から現実味が増してきて、
30歳までにはしたいと思い,
実際に資金などを貯め始めた。
でも、うまくいかず実際には
1年引っ張って31歳で開業しました。
Q:物件探しにかかった期間は?
半年ぐらい。
半年ぐらいはみてたんですか?(藤原)
-みてました(鈴木さん)
なかなか物件がでてこなかったですか?(藤原)
-そうですね。
焦っていたという部分もありますけど、
ここの物件に関しては「いこう!」
っていう気持ちが強かった。
「めっちゃいい物件や!」
っていう所があったんで。
見た次の日に決めました。(鈴木さん)
直感ですか?(藤原)
-そうです。直感と焦りです。(鈴木さん)
Q:必要な許認可や免許は?
調理師免許か衛生管理。
どっちか持ってればいい。
Q:ざっくり自己資金は?
400万円。
貯める期間は?(藤原)
-6年ですね。(鈴木さん)
Q:総資金は?
ざっくり飲食だと1,000万円と
言われているんですけど、
僕も1,000万円かかりました。
残りは融資ですか?(藤原)
-そうですね。ただ400万円をあったとしても、
物件を探している間の生活費や
物件所得にお金がかかった。
なので残りの600万円では厳しかった。
銀行に実際お金を借りたのは840万円借りました。
なので多めに貯めた方がいいかもしれないですね。(鈴木さん)
Q:設備資金は?
840万円のうちわけで、
設備資金が640万円で運転資金が200万円。
運転資金は200万円で良かったんですか?(藤原)
-残りがちょっとあったのでそれ(自己資金)
と合わせてです。(鈴木さん)
総額は1,000万円以上ですね(藤原)
-物件を実際に探し始めるとなると、
作るので1,000万円かかるのだとしら、
それ以上貯めておかないと厳しい。
Q:飲食の居抜き物件だったと思うんですけど、それでもそんなに設備資金がかかったんですか?
まず造作壌渡代で居抜き物件を150万円で買って、
そこからスケルトンに直した。
だからスケルトン貸しよりも150万円多くかかった。
スケルトンから設備だけで640万円、
運転資金が200万円なのでどのみち
840万円はかかっています。
Q:事業計画は予定通り進みましたか?
オープン2年ぐらいは進んで行きました。
特に1~2年目にかけてはお祝いが多いので、
人の流動が多い。(鈴木さん)
最初は祝いで来てくれる人が多かったんですね。(藤原)
-はい。
それに合わせて今までの経験の客単価を出した。
そこはうまくいった。(鈴木さん)
Q:開業時うまくいったことは?
妻が川越の人という事もあって、地域性に恵まれた。
やっぱり一生懸命飲食店をやってきたので
仲間からのお祝いであったり、
来店が非常に多かった。
地元の友達や奥さんの友達が多かったんですね。(藤原)
-はい。
うまくいったというか助かりました。(鈴木さん)
Q:開業時失敗したことは?
関西出身なので、味付けが関西で、
関東にお店を出すとなった時に、
味がちょっと薄かったという事がありました。
Q:今までで嬉しかったことは?
今まで勤めていたスタッフ達が就職して、
またお店に顔を出してきてくれたことが
未だに一番嬉しいですね。
Q:一番辛かったことは?
入院して現場に立てなかった時ですね。
十二指腸に穴があきました。
それはやっぱり働きすぎですか?(藤原)
-医師が言うには疲労とか神経的なものもあった。(鈴木さん)
だいぶ働いてましたよね?(藤原)
-オープン当時は必死に働くので、
疲れを忘れてしまうのがよくなかった。
アドレナリンがでていた。(鈴木さん)
オープン当初休みなしでしたっけ?(藤原)
-オープン当初、半年くらい休みなしでやりました。
統計を取りたかった。
休むために統計を取って
どの日が暇かをあてはめたかった。(鈴木さん)
どうでしたか?(藤原)
-やり通すと見えました。(鈴木さん)
Q:実際起業してみての感想は?
やっぱり面白い。
どこらへんが面白いですか?(藤原)
-すべて自己責任。(鈴木さん)
Q:これから開業する同業種に向けてアドバイスは?
楽しんでほしい。
1分1秒でも毎日楽しめる事があれば
いいなと思います。
楽しまないともったいないですからね!
店舗情報
「おばんざい処 楽笑家」
川越市六軒町1-6-4
049-236-3919
17:00~24:00
日曜日定休